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【報告】2015/8/22(土)~8/23(日) 第22回 地域と世界がつながるフォーラムin太宰府

◆名古屋・岐阜チーム(へっちゃらネット)からの参加者:計8名(講師除く)


◆概要(イベント案内より)

私たちが従来から懸念していたTPP交渉も(強引に)いよいよ大詰めとなってきました。また、国内では人口減による様々な影響が明白になりつつあります。まさに激変の時代です。これまでの右肩上がりの日本の夢を追い競争を煽るような「成長戦略」や「地域創生」といった言葉に踊らされることなく、持続的で住民本位の地域づくりを新しい発想で地道に取り組む必要があります。

このような事から「世界と地域を結ぶフォーラム」(旧WTO FTA NGOフォーラム)を下記のとおり開催します。暑い盛りの時ですが、「今起こっていること」や「これからどうするか?」をじっくり考え話し合いましょう。ぜひご参加下さるようお願いします。


 

◆1日目(22日)基調講演Ⅰ~Ⅱ、特別講演

基調講演Ⅰは、磯田宏さんがTPPの問題点を分かりやすくデータに基づいて暴き、

基調講演Ⅱは、神田浩史さんが「TPP時代の地域づくり」というテーマで「穏豊社会」というこれからの生き方としての概念(道標?)についてお話いただき、

最後の特別講演は、池住さんが「TPP違憲訴訟の会の活動」から、我々に今できるアクションについて親しみやすく、そして、ちょっぴり皮肉も込めてオモシロおかしく伝えてくださいました。

 

とにかく、この3本の講演の講師を務めた3名ともTPP意見交換会・全国実行委員であり、

途中、分科会に分かれての話し合いはあったものの、フォーラムのオープニングから、

重厚感というか、貴重なお話をまとめて聴かせてもらって、贅沢な感じでした。


 

◆1日目・夜奥太宰府・北谷「うさぎ庵」にて交流、宿泊

 

元そば屋というこの場所は、少し高台(宝満山の麓)にあって、囲炉裏を囲んだり、縁側で夜景を見たり、思い思いに集まって、思い思いのお酒を手にして歓談。

特に、今回のフォーラムの企画、実働部隊となった地元の学生さんたちが生き生きとしていて印象的でした。

世界規模の自由化、格差拡大の波が押し寄せる中、それを視野に入れた地域づくりについて考え、行動できる若者を増やせるよう、名古屋に帰ったら、あたしも今一度気を引き締めようと思わせてくれました。


 

◆2日目午前全国の取り組み紹介「うさぎ庵」にて

 

ここでは、主に今回のコーディネーター役でもある今村和彦さんから九州の畜産業界における課題についてお話しいただき、それを契機として、集まった地元、全国のメンバーからそれぞれの活動について報告を受けた。

なお、今後の取り組みとして、次回フォーラム企画担当は名古屋と決定しました。


 

◆2日目午後オプション「地域を巡るバスツアー」

竈門神社~永利牧場~大刀洗平和記念館~JR二日市駅解散

ここで宿泊地の「うさぎ庵」を後にしたのだが、朝食のそうめん、昼食のピザと今村夫妻と学生さんによる地元メンバーの自炊がお見事で、「うさぎ庵」をフルに活用した運営方法が印象的でした。

もちろん、そうめんもピザ(ピザ風お好みトッピング・ロールパン?)のお味も絶品でした!

バスツアーは、観光の要素が強かったのですが、やはりメインは、独自の製法、事業形態で地産地消に貢献する永利牛乳の牧場見学。その後、大刀洗平和記念館を見学し、二日市駅で解散となりました。


 

◆まとめ

このフォーラムへの参加はやっと今回が3回目で、前身の「WTO戦略会議」から今回で通算22回目という歴史からしてみると、まったくの新参者ですが、参加するたびにありがたく思うのは、想いを同じくする人々が全国にいて、地域でしっかり活躍している様が感じられ、それに大いに励まされることです。

 

次回は名古屋担当。我々の地域での取り組みが、全国の皆さんの励みになれるのか?むぅ、なんだか緊張しますが、地域の資源とそこで活躍する人々を信じて、なんとかしようと思います。

 

(報告:滝)

「へっちゃらネット 活動宣言文」を作成しました

2015年8月 へっちゃらネットでは、「へっちゃらネット活動宣言文」を作成しました。


戦争はいけない。 デタラメを多数決で通してはならない。
すべて、自明のこと。

 

東アジアの長い歴史の中で、豊かな文化を育んできたこの列島に生きるものとして、

今のような政府を持ったことを、いたたまれない思いで恥じる。

 

問題はこのデタラメな政府を選んだのはわれわれだということ。
われわれは身の丈にあった政府しか持てない。
安倍晋三は鏡に映ったわれわれの姿。

 

いまこそ、われらの「凡庸が生み出す悪」をのりこえよう。
これを乗り越えなければ子どもたちは戦場行き。

 

戦争をとめるのは政府ではない。平和を守るのは政府ではない。
戦争をとめられるのは、平和を築けるのは、主権を有するわれわれだ。
ひとりひとりの命を生きる、とりかえのきかないわれわれだ。

 

われらは、いわれなき憎しみに駆られない。
うっかり競争に乗って奪い合わない。
グローバルビジネスの都合に振り回されない。

 

そして、穏やかで豊かな暮らしを自身で紡ぐ。
われわれは、へっちゃら。
頼みとするのは、地上のあちこちのそんな「われわれ」。
あきらめず語り合おう。支えあおう!
2015 年 8 月 26 日 へっちゃらネット


 

PDFファイルはリンクよりご覧ください。

へっちゃらネット活動宣言文

「安保法案審議に関するへっちゃらネット声明文」を作成しました

2015年8月 へっちゃらネットでは、「安保法案審議に関するへっちゃらネット声明文」を作成しました。


日々の生活の中で戦争を起こそうと思う一般市民はあまりいません。しかし、いつのまにか、そんな状況に巻き込まれてしまうと、テレビや新聞やインターネットで、戦争へ向かわせる情報が増える、知らぬ間に、近い人が戦場に出て行ったまま帰らなくなる、海外の知り合いや友人とも連絡が取りにくくなる、「戦争なんてやめたほうがいいのに」と言うと、なぜか、周りにいる人が怒る、言ってはいけないとたしなめる、そんな雰囲気を私たちは望むのでしょうか?

 
私たちにはことばがあるのに、対話するということをあきらめ、大きな声や腕力によって、自分たちの周りに起きてしまった問題を解決する、というのは、その暴力によってお互い深く傷つくはずです。また、それは、最終的な話の終わりにもならないのです。過去を振り返れば、意味はよりはっきりしてきます。

 
集団的自衛権、というのは本当に必要なのでしょうか?戦争は、私たちに味方してくれません。だからこそ、日本国憲法で、戦争放棄を誓ったはずです。自衛のみならず、他の国家のもめごとにも、私たちは、軍事を持って関わらないといけないのでしょうか?どうして、一般の市民同士が持っていることばを使って、長く深く話し合える場を設け、そこに加わり、お互いが了解できるまでの結論を待てないのでしょうか?

 
再び国家としての罪を、私たちは背負わないといけなくなるかもしれないと恐れています。議員だけの勝手な思い・解釈で決めず、議員を選んでいる私たちも加わり最終的に決めるのは私たちだと考えています。

 
だから我々へっちゃらネットは、この法案審議をいったん停止し、その内容と必要性をきちんと説明することを、政府に求めます。

 
2015 年 8 月 26 日 へっちゃらネット


 

PDFファイルはリンクよりご覧ください。

安保法案審議に関するへっちゃらネット 声明文