【開催記録】第23回地域と世界がつながるフォーラムinしまね

低解像度

「第23回地域と世界がつながるフォーラムinしまね」

を開催しました。


「市民と政府のTPP全国実行委員会」とつながるメンバーが各地域の持ち回りで開催する「地域と世界がつながるフォーラム(旧WTO/FTA NGOフォーラム)」を2016年8月27日・28日に島根県浜田市で開催した。参加者は22名。特に都市部からの参加者に島根での地域活動について情報提供する機会となり、また島根県からの参加者には地域(地方)までグローバル化が迫っているというメッセージを届けることができた。


<1日目>2016年8月27日(土)
1日目は、島根県西部等での地域活動やそれと関連する問題について「学ぶ」機会。

 

◆全体会
フォーラムの導入として、講演「グローバル競争に振り回されない穏豊社会をもとめて」というタイトルで、泉京・垂井の神田浩史さんにお話ししていただいた。神田さんはこのフォーラムの元々の立役者であり、その後も尽力されている。これまでの海外や国内での長い地道な取り組みから導かれた、資源の消費のされ方やその影響など、地球全体の課題を確認するお話が出、地域で資源を循環させる「穏豊な社会」の提案がなされた。

その後、「地域の様子を知る」というテーマに移り、「島根県西部の現状について」として、島根県職員の松井健さんにお話しいただいた。イメージの問題や西部の状況を数字等交えての内容で、人口などとらえ方によってはマイナスイメージとなるが、逆に視点を変えてプラスイメージとしてとらえる見方は、島根県西部だからこそいえる一人一人の「人」の重要性を表すものであった。

次に「まちづくりトークセッション」と題して、地域活動に取り組むNPOスタッフ同士での対談を行った。てごねっと石見の盆子原照晶さんと泉京・垂井の河合良太さんを招き、お互いのNPOの紹介をしながら、これまでの成果、そして今後を考えるにおいての課題や困っていることをざっくばらんな感じで議論してもらった。コーディネーターは、フォーラムのスタッフでもあり、島根県立大学の廣井修平さん。

その後、「しまねの地域づくり活動紹介」として、「浜田での大学生活」をてごねっとサークルの徳竹千春さんに、長野での経験そして浜田での大学生としての地域活動を話してもらった。次に「地方におけるICTコミュニティの可能性」と題してe-Frontの佐々木大輔さんのお話があり、活動を進めている「いわみICT協議会(通称:いわみくと)」は、会社の仕事としてでなく自主的に関わっていること、そして地方こそICTの知識が必要だということを話していただいた。

締めくくりの講演では、「グローバル化のもとでの地域づくりのために、いま知っておきたいこと」というタイトルで、京都大学大学院生の平賀緑さんからお話をいただいた。地球規模の課題を抱えるようになった原因について、「食と農」という切り口から、時には歴史を紐解きながら、金融の仕組みなど構造的な問題を明らかにしていただいた。

◆懇親会・宿泊 夢の音村(ゆめのねむら) 森の公民館
参加者間の懇親会の前に、島根県立大学浜田キャンパスの神楽サークル「舞濱社中」さんに石見神楽をご公演いただいた。多くの参加者から圧倒された、感動したとの感想があった。こうした伝統芸能が県の各所で受け継がれ、若い層にも浸透している。このように市民レベルで継承された地域の貴重な財産を堪能できた。また舞ってくれた学生さんは、石見地方の出身だけでなく松江とか広島とか幅の広いことも、参加者の関心を生んだ。


<2日目>2016年8月28日(日)
2日目は、フィールドワークを中心に実際を見聞きし、体験する機会。

 

◆朝食
宿泊先である「夢の音村(ゆめのねむら) 森の公民館」では自炊も可能であるため、朝食は自分たちで作った。島根県産の食品を使うことに重点をおき「イカごはん」「みそ汁」「たまご焼き」「赤天」を自炊し食べた。

◆夢の音村(ゆめのねむら)の紹介
宿泊先である「夢の音村(ゆめのねむら) 森の公民館」の紹介を社会教育主事であり、夢の音村の設立の中心メンバーである河野文影さんから伺った。
最初は、音楽をしたい若者が立ち上げ建設していき、徐々に認知されるようになっていった経緯、また今年「オーライ!ニッポン大賞」のグランプリに選ばれたこと、また浜田市金城町としては、島村抱月のゆかりの地として整備しつつあること等をお話いただいた。

◆各地域の活動共有
また、フィールドワーク出発前には、参加者それぞれの地域での活動や取り組み、考えていることなどを共有し、フォーラムの意義と今後のへのつながりを参加者で考えた。

◆フィールドワーク
新たな観光資源として注目される広浜鉄道今福線(未成線の遺構)を巡った。ここ数年の間で、観光向けの整備(案内板の設置や足下の整備など)がされてきているようだ。
その後、浜田中心街に戻り、地元・紺屋町商店街での買い物と見学をした。酒屋さん・乾物屋さん・ふとん屋さんで、お話も聞かせてもらった。特に商店街の女性ががんばって今の状況があるというお話が印象的だった。
続いて紺屋町から移動し、古民家をリノベートしてシェアオフィス・シェアハウスとして利用している「さきや」を見学した。ダウン症の子どもに絵をかいてもらえるスペースを提供しているアトリエ等、興味深い活動をされている方のお話を聞いた。

【終了】《開催案内》第23回地域と世界がつながるフォーラムinしまね

低解像度

「第23回地域と世界がつながるフォーラムinしまね」

を開催いたします。


●目 的

「過疎」という言葉が生まれて久しいです。また、その「過疎」という言葉の発祥の地とも言われる島根県西部においては、今もなお、人口減少をはじめとして若者不足や地域に元気がないなどという課題があります。さらに、海外からの資源輸入や加工品の調達と、それをすすめる社会の流れなどに押されて後継者を失い、人材を地元以外に提供せざるを得ない状況を長く迫られてきました。
そうした地域への影響には、経済や社会のグローバル化とは無縁ではなく、TPP交渉の妥結から調印へと進む中、地方にとってはさらなる農林水産漁業などの衰退や「消滅可能性都市」といった問題もますます懸念されます。
こうした中、今回のフォーラムでは、島根県西部の浜田市を中心に、定住促進や交流増加に向けた取り組みなど、地域の資源を活かした様々な取り組みに注目し、次の行動へ向けての更なる一歩となるような機会を設けたいと思います。


 

●日 時 2016年8月27日(土)・28日(日)


 

●主会場 島根県立大学 浜田キャンパス 交流センター 研修室(島根県浜田市)

島根県立大学までのアクセスはこちら

副会場 夢の音村 森の公民館 (島根県浜田市金城町)


 

●プログラム(概要)

【27日(土)開始:13時30分~】

・グローバル競争に振り回されない穏豊(おんぽう)な社会をもとめて

・島根県西部の現状について

・まちづくりトークセッション(江津×垂井)

・地域づくり活動紹介

・グローバル化のもとでの地域づくりのために、いま知っておきたいこと

・懇親会・石見神楽(いわみかぐら)観賞

<詳細は開催案内をご覧ください。参加費も記載しています。>

第23回地域と世界がつながるフォーラムinしまね開催案内(PDF)


 

●申 込 〆切:8月18日(水)《延長しました》

・ウェブの場合

へっちゃらネットページ内の申込フォーム(http://tpp-nagoya.greenwebs.net/archives/445

・メールの場合

別紙申込書と同じ内容を記載し、メール送信または別紙申込書を添付しメール送信(forum@tpp-nagoya.greenwebs.net

・電話・FAX の場合

別紙申込書をFAX 送信または(特活)名古屋NGOセンターまで電話(052-228-8109)


 

<お問い合わせ>

へっちゃらネット(なごや勉強会)フォーラム開催チーム

forum@tpp-nagoya.greenwebs.net(担当:滝・廣井)


 

※別紙申込書は以下からダウンロードください。

申込書(PDF)

申込書(Word)

 

 

【終了】「地方分権」って、本当にあるの? ~リニア問題から考える地域間格差と住民自治~

開催記録を掲載します。


●開催記録

●参加者アンケート


公開学習会「私たちと伊勢志摩サミット」第2弾

「地方分権」って、本当にあるの?

~リニア問題から考える地域間格差と住民自治~

 

チラシはこちら(PDF)


 TPPちらし-地方分権-201604

リニア開通を見越した再開発に湧く名古屋駅周辺。一方、路線建設予定地では、残土や水・騒音などの問題が懸念されています。住民の懸念をよそに国家やビジネス主導で進む巨大プロジェクトー。それは世界各地で共通してみられる構図です。日本でも「分権」が言われながら、置き去りになる地方。それを押し返す力が地域にあるのかも問題です。

建設予定地の一つ、木曽川中流域・妻籠宿で有名な南木曽町で、都市市民との交流を通じて里山や町並みの保全に取り組む住民を招き、想いを語っていただきます。

この機会に是非、地域の課題から見えてくるあれこれについて考えてみましょう。


 

公開学習会「私たちと伊勢志摩サミット」とは?

G7サミットが近隣地域で行われるのに合わせて、東海地域のNGOなどが協力して、市民の立場で世界の課題を考えるもう一つのサミット「市民サミット」を5/23~24に開催します。市民サミットでは、G7が提示した課題のほかに地域間格差、力強い市民社会などをテーマに分科会を開きます。関係団体では、テーマへの理解を深める学習会をシリーズで開催し、第1弾として、保健分野を切り口に国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」について考えました。


 

【日時】 4月17日(日) 13:30~16:30
【話題提供者】松瀬 康子さん(里山整備&景観保全 つまごえん代表)
【場所】名古屋YWCAビル 404号室 (名古屋市中区新栄町2-3)
【参加費】500円
【問合せ】E-mail:info@tpp-nagoya.greenwebs.net
TEL&FAX: 052-228-8109(特活)名古屋NGOセンター内
(ただし、電話は、火~土の午後1時~5時のみ)

 

お申し込みは、こちらのフォームからお願いいたします。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

この講座に期待すること

【終了】《お知らせ》第23回地域と世界がつながるフォーラムinしまね

低解像度フォーラム開催のご案内


2016年8月27日・28日に「第23回地域と世界がつながるフォーラムinしまね」を開催します。

詳細は下記をご覧ください。

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【報告】9/13(日)~14(月) 木曽川流域市民の連携模索ワークショップin中津川

9/13(日)  南木曽町&名古屋を中心とした木曽川流域市民の連携模索ワークショップ
「わたしのちから、みんなのちから」開催報告

◆開催趣旨
名古屋NGOセンター横のつながりをつくる勉強会では、今年(2015年)1月の「キャプテンサミットin妻籠宿」を契機に、南木曽町と名古屋との市民レベルでの流域交流の在り方を探ってきましたが、今回はこの取り組みに関心のあるメンバーそれぞれの内面に迫りつつ、それらが重なり合うところから、具体的な活動を考えるというセルフエスティーム(自己肯定感、自尊感情)をテーマとした企画です。
第1部は上記のワークショップ、第2部はお食事を楽しみながらワークショップのふり返り、そして、第3部は宿泊希望者を中心に歌って踊れる?余興も期待できる未来展望会と内容満載でした。
以下、簡単な報告です。

◆日程  9/13(日) 14:30~ 9/14(月)12:00
第1部:14:30~17:30 ワークショップ
第2部:18:00~20:00 交流会1:夕食会
第3部:20:30~     交流会2:余興など

◆会場  中津川・自給農家「亜麻家」

◆参加者 計15名
内訳:

「亜麻家」ネットワーク3名
南木曽・里山つまごえんメンバー2名
地方自治を考えるネットワーク2名
ワン・アース・プロジェクト(木祖村)1名
名古屋NGOセンター自主グループ・へっちゃらネット垂井1名
名古屋NGOセンター自主グループ・へっちゃらネット6名

◆第1部 ワークショップの概要
セルフエスティーム(自己肯定感、自己尊重)をテーマに、社会・未来との関係を見つめ、自分自身の行動や変化が社会や未来に対して影響力を持っていることに気づく。
また、社会・未来に対して影響力を持ち得るわたしとして、「よりよい社会」を実現していくための具体的な方策を考え、行動できるようになり、それをこの木曽川流域NGOの連携協働案につなげる。

◇プログラム内容
14:30~ わたしグラフ~セルフエスティームを育むもの
*セルフエスティームが他者や社会に影響されるもので、互いに育みあえることを知る
15:30~ SEと社会のつながり??
*個人のSEが他者や社会にも影響を与え得ることに気づく
16:30~ SE(が育まれた人・集団)の持つ可能性
*SEが育まれた人や集団が持つ力、可能性を考え未来を描く
17:30  終了

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◆第2部 夕食&歓談
亜麻家ご自慢の手料理を囲んでの夕食会

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◆第3部 余興&エンドレスナイト?
理論・理屈より、感覚・感情にアプローチした目覚めの?余興タイム

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◆2日間を終えて
第1部では、さすがに3時間のワークショップ1回で、具体的な木曽川流域市民の連携案を作るとまではいきませんでしたが、セルフエスティームを切り口として、その定義についての議論や、それぞれのアイデンティティを確認、共有しつつ、参加者それぞれの中にある共通の想いは確認できたのではないかと思います。
特にワークショップで印象的だったのは、未来を考えるまとめの部分で、「まずは、子どもが決めて運営するコミュニティを作る」というアイデアで盛り上がったこと。中学生の参加があったことと、それに共感するオトナが少しでも未来に希望が持てると思えた瞬間だったのではないでしょうか。
第2部は、夜も更けてから参加する熱心な?メンバーも加わり、お酒も入って無礼講。たった15名とはいえ、木祖村、南木曽、中津川、名古屋と木曽川流域の多様なメンバーが民家でゆったり、熱気あるひと時を過ごせたのは貴重でした。「亜麻家」に感謝です。
そして、その貴重なひと時が第3部で、さらに夢のような不思議な世界へと変わっていったような感じ。Sの世界に誘ったのは和太鼓、写真を使った大喜利?と、なんと詩吟!
とにかく、今後の流域交流に希望が膨らむ、良いひと時でした。ご参加、ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

(報告 へっちゃらネット・滝)

【報告】2015/8/22(土)~8/23(日) 第22回 地域と世界がつながるフォーラムin太宰府

◆名古屋・岐阜チーム(へっちゃらネット)からの参加者:計8名(講師除く)


◆概要(イベント案内より)

私たちが従来から懸念していたTPP交渉も(強引に)いよいよ大詰めとなってきました。また、国内では人口減による様々な影響が明白になりつつあります。まさに激変の時代です。これまでの右肩上がりの日本の夢を追い競争を煽るような「成長戦略」や「地域創生」といった言葉に踊らされることなく、持続的で住民本位の地域づくりを新しい発想で地道に取り組む必要があります。

このような事から「世界と地域を結ぶフォーラム」(旧WTO FTA NGOフォーラム)を下記のとおり開催します。暑い盛りの時ですが、「今起こっていること」や「これからどうするか?」をじっくり考え話し合いましょう。ぜひご参加下さるようお願いします。


 

◆1日目(22日)基調講演Ⅰ~Ⅱ、特別講演

基調講演Ⅰは、磯田宏さんがTPPの問題点を分かりやすくデータに基づいて暴き、

基調講演Ⅱは、神田浩史さんが「TPP時代の地域づくり」というテーマで「穏豊社会」というこれからの生き方としての概念(道標?)についてお話いただき、

最後の特別講演は、池住さんが「TPP違憲訴訟の会の活動」から、我々に今できるアクションについて親しみやすく、そして、ちょっぴり皮肉も込めてオモシロおかしく伝えてくださいました。

 

とにかく、この3本の講演の講師を務めた3名ともTPP意見交換会・全国実行委員であり、

途中、分科会に分かれての話し合いはあったものの、フォーラムのオープニングから、

重厚感というか、貴重なお話をまとめて聴かせてもらって、贅沢な感じでした。


 

◆1日目・夜奥太宰府・北谷「うさぎ庵」にて交流、宿泊

 

元そば屋というこの場所は、少し高台(宝満山の麓)にあって、囲炉裏を囲んだり、縁側で夜景を見たり、思い思いに集まって、思い思いのお酒を手にして歓談。

特に、今回のフォーラムの企画、実働部隊となった地元の学生さんたちが生き生きとしていて印象的でした。

世界規模の自由化、格差拡大の波が押し寄せる中、それを視野に入れた地域づくりについて考え、行動できる若者を増やせるよう、名古屋に帰ったら、あたしも今一度気を引き締めようと思わせてくれました。


 

◆2日目午前全国の取り組み紹介「うさぎ庵」にて

 

ここでは、主に今回のコーディネーター役でもある今村和彦さんから九州の畜産業界における課題についてお話しいただき、それを契機として、集まった地元、全国のメンバーからそれぞれの活動について報告を受けた。

なお、今後の取り組みとして、次回フォーラム企画担当は名古屋と決定しました。


 

◆2日目午後オプション「地域を巡るバスツアー」

竈門神社~永利牧場~大刀洗平和記念館~JR二日市駅解散

ここで宿泊地の「うさぎ庵」を後にしたのだが、朝食のそうめん、昼食のピザと今村夫妻と学生さんによる地元メンバーの自炊がお見事で、「うさぎ庵」をフルに活用した運営方法が印象的でした。

もちろん、そうめんもピザ(ピザ風お好みトッピング・ロールパン?)のお味も絶品でした!

バスツアーは、観光の要素が強かったのですが、やはりメインは、独自の製法、事業形態で地産地消に貢献する永利牛乳の牧場見学。その後、大刀洗平和記念館を見学し、二日市駅で解散となりました。


 

◆まとめ

このフォーラムへの参加はやっと今回が3回目で、前身の「WTO戦略会議」から今回で通算22回目という歴史からしてみると、まったくの新参者ですが、参加するたびにありがたく思うのは、想いを同じくする人々が全国にいて、地域でしっかり活躍している様が感じられ、それに大いに励まされることです。

 

次回は名古屋担当。我々の地域での取り組みが、全国の皆さんの励みになれるのか?むぅ、なんだか緊張しますが、地域の資源とそこで活躍する人々を信じて、なんとかしようと思います。

 

(報告:滝)

「へっちゃらネット 活動宣言文」を作成しました

2015年8月 へっちゃらネットでは、「へっちゃらネット活動宣言文」を作成しました。


戦争はいけない。 デタラメを多数決で通してはならない。
すべて、自明のこと。

 

東アジアの長い歴史の中で、豊かな文化を育んできたこの列島に生きるものとして、

今のような政府を持ったことを、いたたまれない思いで恥じる。

 

問題はこのデタラメな政府を選んだのはわれわれだということ。
われわれは身の丈にあった政府しか持てない。
安倍晋三は鏡に映ったわれわれの姿。

 

いまこそ、われらの「凡庸が生み出す悪」をのりこえよう。
これを乗り越えなければ子どもたちは戦場行き。

 

戦争をとめるのは政府ではない。平和を守るのは政府ではない。
戦争をとめられるのは、平和を築けるのは、主権を有するわれわれだ。
ひとりひとりの命を生きる、とりかえのきかないわれわれだ。

 

われらは、いわれなき憎しみに駆られない。
うっかり競争に乗って奪い合わない。
グローバルビジネスの都合に振り回されない。

 

そして、穏やかで豊かな暮らしを自身で紡ぐ。
われわれは、へっちゃら。
頼みとするのは、地上のあちこちのそんな「われわれ」。
あきらめず語り合おう。支えあおう!
2015 年 8 月 26 日 へっちゃらネット


 

PDFファイルはリンクよりご覧ください。

へっちゃらネット活動宣言文

「安保法案審議に関するへっちゃらネット声明文」を作成しました

2015年8月 へっちゃらネットでは、「安保法案審議に関するへっちゃらネット声明文」を作成しました。


日々の生活の中で戦争を起こそうと思う一般市民はあまりいません。しかし、いつのまにか、そんな状況に巻き込まれてしまうと、テレビや新聞やインターネットで、戦争へ向かわせる情報が増える、知らぬ間に、近い人が戦場に出て行ったまま帰らなくなる、海外の知り合いや友人とも連絡が取りにくくなる、「戦争なんてやめたほうがいいのに」と言うと、なぜか、周りにいる人が怒る、言ってはいけないとたしなめる、そんな雰囲気を私たちは望むのでしょうか?

 
私たちにはことばがあるのに、対話するということをあきらめ、大きな声や腕力によって、自分たちの周りに起きてしまった問題を解決する、というのは、その暴力によってお互い深く傷つくはずです。また、それは、最終的な話の終わりにもならないのです。過去を振り返れば、意味はよりはっきりしてきます。

 
集団的自衛権、というのは本当に必要なのでしょうか?戦争は、私たちに味方してくれません。だからこそ、日本国憲法で、戦争放棄を誓ったはずです。自衛のみならず、他の国家のもめごとにも、私たちは、軍事を持って関わらないといけないのでしょうか?どうして、一般の市民同士が持っていることばを使って、長く深く話し合える場を設け、そこに加わり、お互いが了解できるまでの結論を待てないのでしょうか?

 
再び国家としての罪を、私たちは背負わないといけなくなるかもしれないと恐れています。議員だけの勝手な思い・解釈で決めず、議員を選んでいる私たちも加わり最終的に決めるのは私たちだと考えています。

 
だから我々へっちゃらネットは、この法案審議をいったん停止し、その内容と必要性をきちんと説明することを、政府に求めます。

 
2015 年 8 月 26 日 へっちゃらネット


 

PDFファイルはリンクよりご覧ください。

安保法案審議に関するへっちゃらネット 声明文

【終了】8/26(水) 「TPPと地方自治」勉強会

150826_アンケート(公開)

150826_議事録(公開)

安全保障だけでない、社会保障も大変だ!
8/26(水) 「TPPと地方自治」勉強会
わたしたちのことだから、自分たちの足元から動かそう

 


安全で安心して暮らせる社会を望む人々にとって、

衆院で強行採決された安保法案は、かなりの不安材料。

でも、不安なのは安全保障だけでなく、社会保障も。
先日ハワイで行われたTPP閣僚会合。大筋合意に至らなかったものの、これは農業だけの問題ではなく、医療や保険など、国や地方の社会保障全体を揺るがし、一人ひとりの暮らしを脅かしそう。
わたしたちはどうしたらよいのか、何ができるのか、外交問題と言えども、自らが暮らす地域に影響するならば、地域で何かできることがあるとして、まずは地方議会への働きかけについて考えます。ともに学び、動いていける人々のご参加をお持ちしています。


chirashi時: 8月26日(水) 18:30~20:30
場所:イーブルなごや2F・第1研修室(名古屋市中区大井町7番25号)
ゲスト:神田浩史さん(AMネット理事)
参加費:500円
参加申込・問合せ:E-mail: info@tpp-nagoya.greenwebs.net
TEL&FAX: 052-228-8109 特定非営利活動法人 名古屋NGOセンター(認定NPO法人)内
(ただし、電話は、火~土の午後1時~5時のみ)
主催:へっちゃらネット (市民と政府のTPP意見交換会 愛知&岐阜実行委員会)

 

チラシはこちら

 

【終了】4/16(木)「ちょっと待った!TPP! TPP 交渉差止・違憲 訴訟とは?」

記録を公開します

アンケート結果を公開します


 

選挙戦ではTPP反対を掲げていた政党が政権についたら一転 推進に。

反対だった理由も、推進に転じた理由もよく分からない・・・。

でもどうせもう止められない? いや、まだ裁判がある?

食や環境、参加や自TPP04_違憲訴訟チラシ治etc.――平穏に生きる ための基盤がビジネスの都合で掘り崩されようとしている?

社会を自分たちの手に取り戻すために私たちに出来ることは?

TPP交渉差し止め・違憲訴訟のよびかけ人で、2008年にイラク派兵違憲判決を勝ち取った池住義憲さんにお話を聞きます。

日時:2015年4月16日(木)

場所:名古屋YWCAビル 201・202号室(名古屋市中区新栄町2丁目3番地)

参加費:500円(当日受付で集金します。)

参加申込・問合せ:E-mail:info@tpp-nagoya.greenwebs.net

TEL&FAX:052-228-8109 (特活)名古屋NGOセンター (火~土午後1時~5時)

主催:へっちゃらネット (市民と政府のTPP意見交換会愛知・岐阜実行委員会)

 

チラシはこちら

【終了】KSY参加型座談会「シームレス~分かり合​える社会を目指して~」

今回は、「シームレス」をキーワードに、さまざまな社会問題を抱える現代社会について考えてみます。
これまで具体的なテーマを掲げてさまざまな座談会を行ってきましたが、今回はもうちょっと広く普遍的に、平和な毎日と平和な社会を考えられるような座談会になるといいなと思っています。お気軽にご参加ください!

KSY参加型座談会「シームレス〜分かり合える社会を目指して〜」

人と人、人と自然、地域と世界・・など、私たちは様々なものと多様に繫がりあって生きています。
共存とひと言で言っても、現実には色々なところで摩擦が起こってしまい、社会問題として表面化していることも少なくありません。
自身の感情をとってみっても、色々な感情があり、無意識にもその中で一つ一つ折り合いをつけながら日々物事を判断しているのではないでしょうか。
「折り合い」のつもりが、実は境界線を引いている・・そんなことはありませんか?
それは、どのような社会に繫がっていくのでしょう?

食育、会話という切り口から、日々の生活や社会の中で無意識に引いてしまっている境界線に意識的に着目し、境界線のない「シームレス」な社会について考えます。「シームレス」とはどんなことなのか体感するワークショップを行いながら、みんなで考えてみませんか?

【ファシリテーター紹介】
石川直樹さん 学生時代に原子核工学を学ばれた石川さんは、昨年3月、KSY座談会で講師として原発問題についてお話をしてくださいました。そのご縁から、今回はファシリテーターとして一緒に考えていただきます!

日 時:3月14日(土) 19:00〜21:00
場所:東生涯学習センター(第4会議室)
名古屋市東区葵一丁目3−21
参加費:500円(おやつ付き)
定 員:20名(先着順)
お申込み・お問い合わせ:KSY.aichi@gmail.com

Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/1593502217552622/
(「参加する」をクリックするだけでOKです!)

 

●KSYとは?●

私たちの日々の行動が世の中のさまざまな問題と繋がっていることを、いろいろな方のお話を通して理解し、日々の生活を見直す場を目指しています。様々な社会問題について考えるため、毎回色々な方をお招きし、お話を聞いた後、参加者全員でざっくばらんに座談会を行います。「自らが考える」「自らが選択する」市民を育む市民活動グループです。

 

【報告】11/22(土)~23(日)地域と世界がつながるフォーラム in鳥取

◆1日目午後(エキバル倉吉):シンポジウム
「暮らしとつながる世界の問題」「世界の問題を解決する?私たちの取り組み」として、鳥取県内・外のスピーカー9名がそれぞれ報告。県外スピーカーは、そこそこ互いの活動は知っているとして、県内スピーカーの取り組みにはついつい聞き入る。
◆1日目夜(関金温泉・鳥飼旅館):情報交換会…
引き続き鳥取県内・外のスピーカー5名からの報告。ここでもまた県内スピーカーの取り組みに感動。宴会の席では、畜産農家・組合長さんの「世界とつながりすぎて迷惑しとる!」との力強い言葉に感動し、その横にはなんと、あの里山資本主義の真庭市・産業観光部長さんが「山ひとつ越えたら倉吉、よく来るよ」なんて、スターに会った気分になったと思ったら、ほかにも集落と若者、移住者をつなぐ場や仕掛けを作って地域の活性化に取り組んでいる人たちがしっかり連携できているのを見て、それこそ地域づくりのドキュメンタリーの制作現場にいるような気分に。!


 

◆2日目午前(関金温泉・鳥飼旅館):関金について知ろう&フィールドワーク

関金温泉地区の地域おこしの取り組みについて。…
昨日で十分な感動があったのに、この関金温泉の再生?に向けた取り組みはまたまた感動。NPOと行政の連携がいい。そして、行政マンの木藤さんがご自分の役割をよくご存知で地域の資源と人の持ち味をしっかり引き出しているところがとてもいい。
とにかく、このフォーラム、とってもよかった。TPP意見交換会・全国実行委員会には参加したことがあったけど、こうした地域に根付いた活動があっての全国ネットワークであり、そこでの会議も実りのあるものになると思った。

(文:滝)


 

●名古屋NGOセンター・へっちゃらネットの紹介スライドはこちら

《資料》市民活動各論(2014/10/24中京大学講義)

勉強会 企画スタッフの滝が中京大学の講義「市民活動各論」において講義しました。その際の資料を掲載します。

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【終了】11/15(土) TPP勉強会自主講座 農からつむぎ出す“TPPへっちゃら”なつながり

●記録を公開します

●アンケート結果を公開します


TPP勉強会 自主講座第3弾を開催いたします。

TPP勉強会、第3弾のトピックは農。

岐阜県御嵩町で伝統的な農法を取り入れた「人にも環境にも優しい持続可能な農業」をめざす永谷農園さん。育てた野菜をただ届けるのではなく、届ける相手との顔の見えるつながりや共感を大切にするという永谷さんの取り組みから、グローバル資本主義に振り回されない“へっちゃら”なつながりづくりのヒントをさぐります。

 

TPPちらし_永谷農園_神田さん修正版


【おしながき】

 

①TPP関連情勢のアップデート
報告
西井和裕さん【名古屋NGOセンター理事長】
②ワークショップ

リソースパーソン:永谷香さん(永谷農園)

チラシ(PDF:266KB)


 

日時:2014年11月15日(土)午後1時~5時
場所:オープンアトリエちいさな鳥
岐阜県岐阜市安良田町5-5
(JR岐阜駅徒歩15分、名鉄加納駅徒歩1分)
http://www.chiisanatori.com/mapschedule
参加費:500円
主催:市民と政府のTPP意見交換会愛知・岐阜実行委員会(へっちゃらネット)
問合せ:info@tpp-nagoya.greenwebs.net
TEL&FAX:052-228-8109 (特活)名古屋NGOセンター
(火~土 午後1時~5時)

参加申込:こちらのフォームから

【終了】9/13(土) KSY参加型座談会『ボランティアが世の中を変える担い手になる?!』

これからの世界をよくする会@KSY
第9回 参加型座談会

テーマ:ボランティアが世の中を変える担い手になる!?

「誰かの為に」「社会の為に」ボランティアをする―――。ではちょっと視点を変えて、社会にとっての「ボランティア」の必要性って?社会 にとって重要な役割を担っているとしたら?ボランティアをする意味が、あなたにとって新しいものになるかもしれません。
15 年間ボランティア求人誌を発行している「ボラみみ」代表の織田元樹さんを講師にお招きし、ボランティアの意義や社会との密接な関係性 を考えます。

【講師紹介】織田元樹さん 「ボラみみより情報局」代表
20 年ほど前、ボランティアをしようと思ったが情報がどこにもなかったという自身の経験から、仕事の傍ら4名のボランティアで「ボラみみより情報局」を設立。 ボランティア情報誌「月刊ボラみみ」を累計1100万部発行している。その他、ボランティア情報サイトの運営をはじめ、さまざまな団体の冊子・パンフレッ ト作成、被災者支援、協働コーディネート等業務なども行う。

日時:9月13日(土曜日) 18:30~20:30
場所:名古屋市東生涯学習センター第4集会室
定員:10名(先着順)
参加費:500円(おやつ付き)
お申込み・お問い合わせ:KSY.aichi@gmail.com
HP:ksy2013.jimdo.com

 

●KSYとは?●

私たちの日々の行動が世の中のさまざまな問題と繋がっていることを、いろいろな方のお話を通して理解し、日々の生活を見直す場を目指しています。様々な社会問題について考えるため、毎回色々な方をお招きし、お話を聞いた後、参加者全員でざっくばらんに座談会を行います。「自らが考える」「自らが選択する」市民を育む市民活動グループです。